
こんにちは!スカイブルー鍼灸接骨院です。先日、定期的に参加させていただいている頭蓋骨・内臓アプローチのセミナーに参加してまいりました。回を重ねるごとに、以前は点...

こんにちは!
スカイブルー鍼灸接骨院です。
先日、定期的に参加させていただいている頭蓋骨・内臓アプローチのセミナーに参加してまいりました。回を重ねるごとに、以前は点だった知識が線になり、そして立体的に繋がっていく感覚があり、自身の施術への理解がより一層深まるのを実感しています。
普段、私の施術では患者様の身体の状態に合わせて、筋肉や骨格へのアプローチを中心に施術を行っております。しかし、人間の身体はそれだけで成り立っているわけではありません。自律神経系にも影響を与える頭蓋骨、そして全身の代謝や循環に深く関わる内臓器など、様々な要素が複雑に連携し合って「身体」を形作っています。
今回参加したセミナーでは、特に頭蓋骨や内臓への触診の精度を高める方法や、それぞれの組織がいかに全身、特に離れた部位と関連し合っているかという点について深く学ぶことができました。例えば、多くの方が驚かれるのですが、頭蓋骨へのごく軽い、ソフトなアプローチによって、実は骨盤周囲の緊張が緩んだり、動きがスムーズになったりといった変化が見られることがあります。
これは、頭蓋骨と仙骨(骨盤の一部)が「硬膜」という丈夫な膜組織を介して繋がっており、その中を脳脊髄液が循環している「クラニオセイクラルシステム」と呼ばれる仕組みや、全身の筋膜・結合組織の連なりなどが関係しています。頭蓋骨の微細な動きや歪みが、硬膜を介して脊柱全体、そして骨盤へと影響を及ぼすため、頭蓋骨へのアプローチが骨盤周囲の機能改善に繋がることがあるのです。セミナーでは、このような身体の奥深い繋がりを、解剖学・生理学に基づいた視点から、実際の触診と合わせて学ぶことができます。
従来の筋肉や骨格へのアプローチはもちろん重要ですが、頭蓋骨や内臓といったさらに深部の組織に働きかけることで、これまで変化が出にくかった症状に対してアプローチできたり、より根本的な身体の調整が可能になるケースも少なくありません。自律神経のバランスを整えたり、呼吸を深くしたり、内臓の機能的な疲れを和らげたりと、その効果は多岐にわたります。
今回のセミナーで学んだ知識と技術を、日々の施術にさらに積極的に取り入れていきたいと考えております。患者様一人ひとりの身体は異なり、お悩みの原因も様々です。表面的な筋肉の張りだけでなく、身体の奥深くに存在する緊張や機能的な不調にも目を向け、その方に合った最適なアプローチを選択することで、より効果を実感していただける施術を目指してまいります。
「身体が楽になった」「呼吸がしやすくなった」「なんだかスッキリした」といった一時的な変化だけでなく、お客様ご自身の治癒力を引き出し、健康な状態を維持できるようサポートさせていただくことが私の喜びです。
これからも常に学び続け、技術を磨き、ご来院いただく皆様に最高の施術を提供できるよう、日々精進してまいります。身体のことで何かお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。